雨が降る
- 雨
- 2019年5月14日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年10月18日

平均して、私は週に一本のペースで小説を書いている。最近は二次創作ばかりを書いていたのだが、そちらの方がようやく一区切りついて、何となく「燃え尽き症候群」的な状態になっている。久しぶりに一次創作を書いてみようかなぁと思うものの、これといって書きたいことがない。と言うか、二次創作に関しても次に何を書くか完全にノープランである。
過去記事「書いて、書いて書きまくれ」でも触れたように、執筆のバイオリズムが「書けない周期」に入ったらしい。スランプと言うと大袈裟かもしれないが、物の見事に頭の中が空っぽである。何か書きたいという欲求はあるのに、何が書きたいのかわからない。仕事でも義務でもないのに、書けないと何故か不安になる。
ブログ記事くらいなら書けるだろうと思いこうして書いているのだが、この文章の結末さえ見えていない。本当は一ヶ月くらいキーボードを叩くことから離れて、見たり読んだりすることを楽しみたい。家には積読になっている本が5冊あるし、録画したまま見れていない映画もある。それなのに何も手に取ることができないまま、悪戯に時間だけが過ぎていく。
無理矢理にでも新たな小説の内容を考えてみようかと手帳を開いて、何となく頭に浮かんだことを書き留めてはいるが、それをまとまった文章に変換できない。情熱が不足している。明らかにやる気がない。何かもう、別に書かなくてもいいかなと思えてきた。
やはり「待つ」しかないのだろう。結論はすでに出ているのだけれど、胸の中にあるものを少し吐き出しておきたかった。書くことでいくらか頭の中を整理することができる。胸の中と頭の中。想いと意識。二つの言葉に違いがあるのはわかっていても、その意味を深く考えられない。言葉選びを感覚に頼ってしまうのは私の悪い癖だ。
主旨がズレてしまったので軌道修正を。とにかく、今は小説を書く気が起きない。何度か経験していることなのに、未だにこうやってもやもやしてしまうのは、やる気がいつ戻ってくるかがわからないからだ。やる気が「3週間後に戻ります」と時期を教えてくれたら、その3週間を有意義に過ごすことができるのだけど。
今日は雨が降っていて、気持ちが内側に閉じていくような感じがする。雨の描写が好きだ。部屋の中に閉じ込められてしまう感覚も。この文章はふらふらと足元がおぼつかない。悪あがきはせず、静かに待たなければならない。小説のことはしばらく忘れよう。それは私の一部であって、全てではない。何だか恥ずかしいことを書いてしまった気がする。まぁ、たまにはいいか。
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