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あなたがそこにいる限り

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2021年9月2日
  • 読了時間: 3分


今年があと四ヶ月で終わるなんて信じられない。強烈な暑さといつ止むかもわからない長雨にぼんやりとしていたら、あっという間に夏が過ぎ去ってしまった。夏の間、まともに文章を書いたのは二回くらいで、残りの時間はずっと本を読んでいた。心臓を掴まれるような短編集に出会い、今もそれを読んでいる。あと一話でその本を読み終えてしまうことに寂しさのようなものを感じつつ、図書館で借りた本だったので、絶対に新品を購入して手元に置こうと考えている。


例によってと言うか、今回も特にブログに書きたいような話題はない。二次創作は完全に休止している状態で、一次創作の方はのんびりと平常運転をしている。強いて何か変化を上げるとすれば、ありがたいことに、一次創作の評価(反応)が上昇傾向にある。pixiv的に言うと、過去の作品にいくつかブクマがついたり、投稿作品を追ってくれる常連さんが増えたりしている。最近では、何となく書いたエッセイが思いのほか好評だったので少し驚いた。


「継続は力なり」とよく言うけれど、一次創作の方にも少しは自分の小説を楽しみにしてくれる方が増えたのかなと思う。時々コメントをもらうこともあるのだが、何故かほとんどの人が「以前からの隠れファンです」と言ってくれる。「何故、隠れる必要が?」と思わないこともないけれど、彼女達は二次(あるいは一次を兼用している)創作者なので私とは距離を感じているのだろう。何はともあれ、私の小説を好んで読んでくれているという点においては素直に嬉しいと思っている。


まぁ、実のところは私も二次創作の経験者なのだが、もちろん彼女達はそれを知らない。二次創作をしている人たちにとって、一次創作者はとっつき難いイメージがあるのだろうか。よくよく考えてみると、二次創作をメインにしている人が素人の一次創作小説を読むってあんまりないことなのかもしれない。漫画と違って小説はキャッチーな創作物ではないし、読むのに時間もかかる。彼女たちが私の小説の何を気に入ってくれたのかよくわからないが、少数でも読んでくれる人がいるというのはありがたいものだ。


もう少ししたら過ごしやすい気温になるので、一旦読書を止め、じっくりと書くことに専念しようと思っている。年内には(推しCPの記念日的な日があるので)二次創作もいくつか書いておきたい。どうせどこにも行けないし、私には書くことと読むことくらいしか楽しみがない。


因みにこの文章は記念すべき100本目のブログ記事である。2019年にブログを始めてから、途中でブログを休止したり、今では更新ペースが月一回くらいになっているけれど、何だかんだで今でも続けられていることに驚いている。小説や散文以外で何か文章を書くことがあるとすればここだけなので、この場所はこれからも大切にしていきたいと思っている。もし、そこで私のブログを読んでくれている方がいるのなら、今後もお付き合いしていただけると幸いです。

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