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ほぼ理想的な壁打ち

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2020年8月3日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年10月18日



前回の記事の終わりで記した通り、今回は私のかつての「二次創作における活動スタイル」について書いていこうと思う。現在、私は二次創作からは身を引いており、タイムリーな内容でもなければ真新しさがあるわけでもない。書く前から「これは誰得な記事なんだ?」と自分でも不信感が否めないが、宣言してしまった以上は書いてみよう。まず始めに、私が活動していたジャンルをざっと説明するとこんな感じである。


・RPS、nmmn(日本が公式ではない)

・ジャンル者の年齢層は10代から40代くらい

・pixivにおける覇権CPの小説の作品数は約1000件

・二次創作者の割合は「字書き>絵描き」

・BLだけでなく夢小説もそこそこあるっぽい

・創作活動の場としてTwitterをメインにしている人が多い


ジャンルの性質上、水面下で活動している人も多いと思うので、ジャンルの規模はもう少し大きいかもしれないが(上記に書いたのは全て外側からでも得られる情報)旬や巨大ジャンルでないことは確かだ。客観的事実としては覇権CPの一強といった感じで、私が扱っていた4組のCPになるとpixivでの小説の作品数は50から100程度である。推しCP「BA」に関してはマイナー寄り、A受けで一番人気のある「CA」でも覇権CPの数字には遠く及ばない。


この説明をするのも面倒になってきたが、今回もまたpixivに投稿していたという設定で話を進める。次は私の活動スタイルがどんなものであったかを羅列していく。


・活動の場はpixivのみでTwitterはやらない

・アイコンは当り障りのないフリーの写真素材

・小説は基本マイピク限定だが、サンプルとして新作のみを数日だけ全体公開

・マイピク申請の承認基準は比較的緩め

・投稿ペースは月に3、4作。一作あたりの文字数は2000字以上2万字以下。

・キャプションには必要な情報だけを簡潔に書く

・ジャンル名のタグは使わない(CP名やBL作品であることのみを表記)

・小説を書くだけで同ジャンル者の作品は読まない

・当然ブクマもコメントもフォローも自分からはしない

・その代わりいただいたコメントやメッセージには全て返信する

・年齢や交流頻度に関係なく誰に対しても常に敬語

・相手が書き手でも読み手でも返信文のテンションを変えない

・匿名の感想ツール(マシュマロなど)は利用しない


さらっとまとめるつもりが何だか長くなっちゃったな……。それはさておき、私は今まで二つのジャンルで二次創作の活動をしていて同じアカウントを利用していた。最初に書いた二次創作小説(後にシリーズとしてまとめ、7作しか書いていない)はRPSではなく、ピークが10年以上も前のジャンルなので、その作品目当てのフォロワーはほとんどいないと思われる。なので、上記のスタイルはRPS小説を書き始めてからの約二年半に当てはまるものだ。


その活動結果を数字で表すと以下のようになる。因みに切りのいい数字に直して若干フェイクを入れている。


・作品数:120(4組のCPの総数)

・最高ブクマ数:200

・フォロワー:800

・マイピク:600


大袈裟かもしれないが、推しCPの小説で過去最高ブクマを取れたことは今でも誇りに思っている。平均のブクマ数としては2桁後半から3桁前半といったところで、一番マイナーなCPだともう少し数字は低くなる。私は限られた場所で活動していて、Twitterの情報も関知していなかったので、この数字がジャンル内でどれほどのものだったのか正確にはよくわからない。それでも、個人的にはそこそこ頑張って結果を出した方なのではないかと思う。


いずれにせよ、私はこのスタイルで二次創作の活動に関するストレスを最小限に抑えることができた。周りからは無害な人物だと思われていただろうし、誹謗中傷や否定的なコメントを受け取ったことは一度もない。自分から交流することはなくても同ジャンル者(読み手と書き手の両方)から疎外されているという感覚はなく、それなりに評価を得ることもできた。


私は「神」と言われるような存在ではなかったし、そのCPの最大手でもなかったが、「自分のペースで創作活動を楽しんだ」という点においては勝ち組だったと言えるだろう。概容だけでそこそこの文章量になってしまったので、また次回、少し内容を掘り下げて記事にします。

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