top of page

テラー問題

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2022年8月14日
  • 読了時間: 3分


八月も半分が過ぎ、台風の影響で不安定な天候が続いている。晴れるのか曇るのか雨が降るのかよくわからない天気だとどうも調子が悪いと言うか、何かと気分が散漫になりがちだ。お盆休みに入るまでブログのこともすっかり忘れてしまっていて、今日はどこかに出かける予定もないのでこうして記事を書いている。因みに今月に入ってから一次創作のSSを一作投稿しただけて、他にこれといった創作はしていない。


私が毎日「日本の夏はいつからこんなに酷暑になったんだ?」と絶望している間に、どうやらpixivで新たな問題が起こっていたらしい。Twitterでふと見かけた呟きで知ったのだが「Teller Novel(以下「テラー」とする)」という中高生向けの小説サイトからpixivへ大量にキッズが流れ込んでいるようだ。そのキッズというのはテラーにおいて無断転載や盗作といった違反行為でサイトを追い出された問題児の集まりらしい。


二次創作で他人のイラスト(もしかしたら公式からも)を無断で自分の小説に利用したり、自作発言をしたり、ひいては堂々と年齢を詐称してR-18の作品を投稿・閲覧するという、もうやりたい放題の状況であることを知り、とんでもねーことになってきやがったな……とこの現状を危惧している。シンプルにZ世代ヤバくね? 実際のところ、pixivではROM専の立場である私にはあまり関係はないのだけれど、傍から見ていてもサイトの荒れ具合は相当なものである。


人の話を聞かないキッズ達とそれを咎める大人達で小説以外の投稿が溢れ、以前からのpixivユーザーが作品を非公開やマイピクに移動したり、別の場所へ移ったりと大騒ぎだ。キッズ達は「自己紹介」や「雑談」なるものを小説として投稿し、それに我慢ならない大人達がタグ(「テラーへ帰れ」「くたばれクソガキ」等)で攻撃し、端的に言えば結構な地獄絵図、いたちごっこの様相を呈している。


キッズ達は生まれた時からインターネットが存在していたはずなのに、ネットリテラシーというものを学校で学んでこなかったのだろうか。それとも「他の人もやってるから別にいいよね」という感覚なのか。いずれにせよ、若さゆえの軽率さ、無知というものは恐ろしい。後から100%黒歴史になるようなことをよくやるな……と自分とは全く縁もゆかりもないキッズ達の将来が心配になってしまう。


無法者に一言言ってやりたくなる気持ちはわかるけれど、テラー移民に直接関わるようなことはせず、ルール違反しているキッズを見かけたら黙って運営に通報し、そこからアカウント停止に追い込むのが得策ではないかと私は思う。自己紹介や雑談の投稿だけだと運営からの注意で終わってしまうかもしれないが、未成年が成人であると偽ってR-18の作品を閲覧するのは完全なルール違反なので垢バンの可能性はある。


でもまぁ、自分達が作品を投稿する場所を荒らされたらカチンときますよね。検索汚染になるとか、民度が下がるとか、何より自作が無断転載されてしまったら目も当てられない。先住ユーザーの方たちには「お気の毒です」としか掛ける言葉がない。今はただ嵐が過ぎるのを待つように、この騒動が一刻も早く沈静化してくれることを願っている。

Comments


Join my mailing list

© 2023 by The Book Lover. Proudly created with Wix.com

bottom of page