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ラップトップの前で

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2019年12月28日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年12月29日



2019年は書いたり書かなかったりの年だった。2年と少し前、二次創作を書き始めてからしばらくの間、とにかく小説を書く日々が続いていた。文字数は少ないが、一週間に三本書いたこともあった。一次創作を止めてからそんなペースで小説を書いたことはなかったので、頭の中が小説のことで埋め尽くされる感覚を、私は久しぶりに味わい楽しんでいた。


二次創作の熱が落着き、止めていた一次創作を再開して、このブログを書き始めた。今年の初め、私は執筆に関することを吐き出したいという衝動に駆られていた。リアルの人間関係において、私が一次と二次で小説を書いていると知っている人は一人もいない。私にはオリジナル小説の執筆仲間も、同じ書き手の腐女子友達もいない。一人で淡々と小説を書き続けることに、少し疲れていたのかもしれない。


夏が始まる前に小説を書きたいという気持ちがすっと消えて、しばらく書くことから離れていた。そんな日々に自分が何を思っていたのか、もう曖昧にしか思い出せない。執筆を再開しようと思ったきっかけが何だったのか、そんなものがあったのかどうかさえ覚えていない。書く日々と書かない日々を、私はあとどれくらい続けるのだろうと思う。悩んだり迷ったりする日々はきっと、終わることがないのだろうと思う。


一年の締めくくりに何か書いておきたくなってこの文章を書き始めたけれど、年末年始は執筆を休むことにしているので、上手く文章をまとめられる気がしない。参ったな。総括ってどうやってやるんだっけ?


ブログ記事を書くことは楽しかったし、一次でも二次でも、そこそこの小説が書けたと思う。たぶん、執筆に関しては良い一年だった。止めてしまおうとか、気持ちが不安定に揺れることがあったとしても、悪くなかったのだ。色んな人が自分の小説を読んでくれたのだと思うと、それだけで。小説は単なる趣味で、仕事でも義務でもない。そんなことは十分過ぎるほどわかっていて、意味などなくても別にいい。自分が楽しいと思える限り、この白い画面に文字を打ち続けていたい。


このブログを読んでくれている方がいるのかどうかはわかりませんが、ほぼ一年、お付き合いいただいてありがとうございました。私の独り言を読み物として面白いと思っていただけたら嬉しいです。あ、それともう一つ。2019年の邦楽マイ・ベストは崎山蒼志(with 諭吉佳作/men)の『むげん・』でした。「小説と関係なくない?」と思われるでしょうが、この曲が好き過ぎて、どうしても書いておきたかったので。


来年は60本目のブログ記事からスタートです。何だかんだで、それなりにブログを続けられたことに自分でも驚いています。年末年始が終わったらまた小説を書きたいと思います。もちろんブログ記事も。



それでは、よいお年を。

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