同じことばかりしている
- 雨
- 2019年8月19日
- 読了時間: 4分
更新日:2020年10月18日

最近、またnmmn界隈でトラブルがあったらしい。過去のブログ記事「悪趣味」で記述した通り、私にはpixivで「お知らせ」として上がっている文章を読むという趣味(趣味なのか?)がある。あの記事を書いた時は某人気ドラマのジャンルだったが、今回はYouTubeで活躍している系で晒し行為があったらしい。
私はYouTuberに何の興味もないので詳しいことはよくわからないのだが、最近は若年層(小学生から高校生くらいまで)の間で「歌い手」や「実況者」という人達が人気らしい。「リア」とか「キッズ」と呼ばれる層がジャンルの中心だと、必然的に腐女子歴も短くなるわけで、界隈のルールみたいなものが曖昧になるのは大体想像がつく。
pixivにあるお知らせをいくつか読んでみたところ、とある歌い手グループ(以下「A」とする)の二次創作物が、別の歌い手グループ(以下「B」とする。もしかしたら歌い手ではなく実況者かも。よくわからん)のファンによってどこかに晒されたらしい。そしてその理由というのが「Aが気に入らないから」といった類のものだったようだ。
私のようにとっくの昔に成人している身としては「くだらねー! 逆にウケる!」という感想しか浮かばないが、ジャンルの当事者達にとっては大問題だ。以前、私がブログに書いたのと同じで「小説をマイピクへ移す」といった内容のお知らせがずらっと検索画面に並んでおり、中には創作自体を止めるといった内容のものもあった。
簡単に人目につく形でRPSの創作をしていた側にも非はあるのかもしれないが、別ジャンル(同じnmmnではあるけれど)の創作物を晒すというのは、個人的にちょっと普通ではないなと思ってしまう。Aが嫌いなんだったら無視すればいいのに、何故そんな攻撃的な感じになるのだろう。AのファンとBのファンがバチバチに喧嘩でもしていたのだろうか?
マナーの悪いファンは「民度が低い」などと揶揄され、どんなジャンルにでも必ず(多いか少ないかという差があるだけで)そういう人が存在する。私が取り扱っているジャンルにも、まだ直接関わったことがないというだけで、おそらくヤバい人物はいる。
他ジャンルのことながら、こういったトラブルを目にすると、そういう人がいつか自分の目の前に現れるかもしれないとビクビクしてしまう。こちらとしてはひっそりと平和に創作活動をしたいだけなのに、残念ながら完璧な「自衛」をするのは不可能だ。自分以外の誰かにも小説を読んで欲しいという思いがある限り、リスクは付きまとう。
今のところ、私自身はそういった被害にあったことはない。しかし、もしかしたら私の知らない場所で小説が晒されているかもしれない。Twitterもやっていないし、ジャンル内の情報を逐一チェックしているわけでもないので、どこかで小説が晒されていたとしても、すぐには気づけない。私は本当に、小説を書くことだけにしか興味がない。
例えば私が自分の小説を限られた人にしか読めない設定にしている一方で、同じジャンルにいる他の書き手が誰にでも読める設定にしていたとする。だからと言って、私はその書き手に自分と同じように設定を変えろと要求する気はない。本音を言えば、他人のことはどうだっていいのである。
捉え方によっては、私は「ジャンル全体のことを何も考えてない奴」になるのかもしれない。他人のやり方が間違っているのなら正すべきだという考えもある。その人のせいでジャンル全体が被害を受けるようなトラブルが起こるかもしれない。
しかし結局、全ては自己責任なのではないだろうか。私には他者の行いを見過ごしたという責任があり、自分勝手な行動をした人はルールやマナーを守らなかったという責任がある。同じジャンルにいるというだけで、他人の行動を監視し、全ての人間を一つのルールに従わせるのは相当困難なことである。
「歴史は繰り返す」ではないけれど、これからもこういったトラブルは起こり続けるのだろう。単純に年齢だけの問題ではないだろうし、さっきも述べた通り「ヤバい奴」というのはどこにでもいるものだ。そういう人には、二次創作のルールが守れなかったとしても、最悪、社会のルールくらいは守って生きて欲しい。
……「それ、あんたが言う?」という声がどこからか聞こえてきそうだ。この記事を読んで「ん?」と思った方は、アイキャッチの可愛い猫の写真で全て忘れていただきたい。
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