書かない日々
- 雨
- 2019年5月31日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年10月18日

数日前、無事に最後の二次創作小説を書き終えて投稿してきた。読者の方に向けて活動を一時休止することも伝えたし、ようやく一段落したなという感じである。ある意味スランプ状態での執筆だったが、やっぱり推しCPの小説を書くのは楽しかった。文章量も前後編に分けられるくらいになったし、感想もいつもより少し多めにいただいた。
今までは、常に心のどこかで「何か書かなくては」と考えていたように思う。実際、一週間に一作というのは(たとえ文章量が多くはなくても)私にとってハイペースだった。基本的に暇なので小説を書く時間は確保できるのだが、それでも何かに追い立てられているような気分になることがしばしばあった。
すでに100作近く同じジャンルで書いていて、新しい小説のアイディアも湯水のように湧いてくるわけではない状態で、なかなか頑張った方だと思う。私の場合、ジャンル熱と小説を書きたいという気持ちは必ず比例するわけではない。ものすごく彼らのことを好きだと思っていても、それが創作意欲とイコールにはならない。
書くことから解放された今は「観ること・読むこと・聴くこと」を楽しんでいる。久しぶりにBBC制作の『SHERLOCK』をレンタルで借りて観返したら(衝動的にpixivで二次創作を漁ってしまうくらい)めちゃくちゃハマってしまった。ベネディクト・カンバーバッチ格好良すぎない? 今度、録画したままになっている『イミテーション・ゲーム』を観よう。
一瞬『SHERLOCK』の二次小説を書こうかと血迷ったのだが、全シリーズをあと3回は見直した後、書き上げるまでに半年ぐらいかかりそうなので止めておいた。推理ものは好きだが、自分が書く小説とはあまりにもかけ離れている。何だかんだ言って、ドラマのブロマンスだけで十分な気もするし。
小説は村上春樹編訳の『恋しくて』を読んでいるところだ。二次創作を休止する前から「一日に一話」といった具合に読み進めていて、現在は『薄暗い運命』まで読み終えた。収録されているどの短編小説も素晴らしく、読み終わった後は全部気持ちを持ってかれてしまうような状態になっている。まさに読むことの喜びといった感じだ。
ここまできたら音楽のことも書いておこう。今になって急に「SIRUP(HondaのCM曲で知られるシンガーソングライター)」が私の中で大ブームである。肩に力が入っていない感じが心地よくて、作業用のBGMに最適だなと思っている。今まさに、この記事を書きながら彼の曲を聴いている。興味を持たれた方は5月29日に新曲『PRAYER』のMVがYoutubeに上がったばかりなので、ぜひ。
最後の方はSIRUPの宣伝みたいになってしまったが、まだ始まったばかりの「書かない日々」を私はそれなりに楽しんでいる。これから梅雨が来て読書する時間が増えるだろう。いい天気だとどこかへ出かけたくなるから、雨の日は読書がはかどるのだ。インドア最高。中村文則の『その先の道に消える』を読んで、思いっきりブルーになりたい。
Comentários