贅沢な悩み
- 雨
- 2021年6月2日
- 読了時間: 3分

また一つ月が変わり、先月は一次創作でも二次創作でも小説を更新することができた。特に一次創作では、二日間で15000字弱という、おそらく自分史上最速で一つの短編を完成させた。あんなに文章がスラスラと出てきたのは久しぶりのことで、書き上げた後にめちゃくちゃ疲れてしまったものの、かなりの充実感を得ることができた。
その短編の評価もなかなか調子がいいし、今はどちらかと言うと一次創作の方が楽しくなってきている。二次創作も推しCP小説の効果で結構やる気になっていたけれど、その後に何作か書いてみたらそれで満足してしまったと言うか、創作意欲はだいぶ落ち着いている。こちらはまた長めのお休みをとって、自然と書くことが浮かんだら再開しようという感じた。
何だかこのブログも近況報告のようになってきてしまったが、今は創作に関してあれこれと考えることも少なく、なかなか実のある記事が書けない。これといって創作活動に関する事件(?)も起こらないし、他ジャンルの揉め事を観察するのも飽きてしまった感があって、いい意味で「変化のない毎日」を過ごしている。
他人のことは気にせず、自分の創作物だけを見つめて活動することができればほとんどストレスは感じない。前々から(一次でも二次でも)他人の作品にはそれほど興味がなかった私だが、最近はそれがより完璧なものになってきているような気がする。何かもう、本当に自分のこと以外はどうでもよくて、すっかり一人遊びの上級者になってしまった。
壁打ちの創作者は何が楽しいのかと(特に二次創作をしている人からは)思われるかもしれない。もちろん私も、好きなことについて楽しく話せる友人がいれば、それはそれで楽しいと思う。しかし、交流相手が必ず善人だとは限らないし、相手の創作物に何も感じるものがなかった場合、私はお世辞にも好意的な意見を言うことはできない。
もし、自分の小説を本当に好いてくれている人がいたとして、その人の作品が自分の地雷だったりしたらマジで笑えないのである。少し前、私の小説に対してかなり熱のある感想を送ってくれた人がいて、ちょっとした好奇心からその人のプロフィールを見に行ったのだが、物の見事に私の地雷である逆CPの書き手だった。
いや、コメントや感想をいただけることは本当に嬉しいんですよ。一つも反応がなかったら、創作活動を長く続けることは難しいと思うので。それでもやはり、創作そのものに対する苦労以外はできるだけ背負い込みたくないわけでして……。何かすみません。
ついでに付け加えると、コメントをくださる方は決して無理しないでください。「きちんとした感想を送らなくては」とプレッシャーを感じる必要はないし、私としては「今回も面白かったです!」と言っていただけるだけで十分です。大抵の書き手は、文章の長さに関係なく、コメントを貰えること自体が嬉しいと感じていると思います。
少々話が脱線してしまいましたが、壁打ちの楽しさは間違いなく「自分の好きなようにやれる」ということだと思います。煩わしい人間関係に悩まされることなく、創作だけに集中することができます。まぁ、孤独に耐えられる人でないと厳しいかもしれませんが……たぶん大丈夫。だって基本的に、人間は孤独で自分勝手な生き物ですから。
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