長いお休みの後で
- 雨
- 2019年5月20日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年10月18日

5月いっぱいで二次創作の活動を一旦休止することに決めた。理由は自発的に小説を書きたいと思えなくなったからである。前回の記事「雨が降る」で今は書けない時期であると書いた。今もまさにそのバイオリズムの中にいるのだが、最後に一作、今までの集大成のような小説を書いて投稿することにした。
ジャンルへの熱が冷めたわけではなく、今も推しCPのことは大好きである。ただ、もう自分が二次創作、BL小説という形態で書きたいことは全部書いてしまったように思う。パラレルだとか特殊嗜好だとか、ストーリーのバリエーションを広げようと思えばいくらでもできるのかもしれない。しかし私は、CPの原型がほとんど見えないような話を書きたくはない。
このブログのテーマ通り、「好きなことだけ書いていたい」のだ。今はその「好き」を全て吐き出してしまった状態なのだろう。今後また新しくそれが生まれるかもしれないし、ジャンルの楽しみ方として「二次創作をする」という項目を消去することになるかもしれない。現時点ではどちらとも言えない、というのが正直なところだ。
更新を楽しみにしていると言ってくださった方々には申し訳ないなと思いつつ、自分がいなくなっても他に書き手はたくさんいるし、大したことではないと、少し虚しい気分でもある。「いいね!」などの数字や周りの反応はそれほど気にしていないつもりだったが、私の中にもそれなりに承認欲求があったということだろう。
二次創作とは言え、私は今まで自分が書いた小説を気に入っている。何より、小説を書くのが楽しく、書き終えた時は嬉しかった。一円もお金が発生しないことに時間と労力を費やし、そんなことに何の意味があるんだと誰かは思うかもしれないけれど、趣味ってそういうものだと思う。根底にあるのは「楽しいから」という気持ちだ。
物語には必ず終わりが来て、永遠には続かない。人の気持ちも、たぶん、あらゆるものがそうだと思う。まぁ、これは二次創作の活動を休止するというだけの話なので、大袈裟な表現を使いたくはないのだが、割と一仕事終えたみたいな気がしている。いや、まだ終わってはないか。これから書く小説を書き終えたら、きっとそう感じるだろう。
来月は少し書くことから離れて、気が向いたら一次創作の小説を少しずつ書いていこうと思っている。更新ペースのことが頭にあると、どうしても気持ちが急いてしまうので、今後は何も気にせずのんびりと小説を書こうと思う。積読の本も片付けて、時々ブログも更新したい。あー、久しぶりに写真も撮りたいな。カメラを持ってどこかへ出かけたい。
最近は二次創作が趣味の大半を占めていたが、何だかんだ言って他にもやることはたくさんある。何だか、どんどんロング・バケーション的な気持ちになってきた。この長い休暇の後で私が二次創作を再開するかどうか、どういう心理状態にあるか、少し楽しみである。
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