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韓国ノワール

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2020年9月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年10月18日



気づいたら夏が終わっていた。と言うか、気温だけは夏のまま九月になり、私はブログのことをすっかり忘れて過ごしていた。少し前から再び読書と映画鑑賞ブームが来てしまい、ブログ記事どころか小説もまともに書いていない。「書く気が起こらない時に無理はしない」というのが私のモットーなのだが、今日はリハビリのつもりでブログ記事を書いてみようと思う。小説とは関係のない、完全なる雑記です。


タイトルにある通り、最近、韓国の映画にはまっている。「韓国ノワール」という言葉を簡単に説明すると「韓国を舞台にしたブラックテイストの作品」という感じだ。「ノワール」とはフランス語で「黒」という意味で、映画界には「フィルム・ノワール」という言葉があり、これは虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画 を指した総称である(wikipedia参照)。


私が初めて見た韓国映画は日本の漫画が原作の『OLD BOY』だった。誰かを誘うには少々ハードな内容だったので、映画館に一人でふらっと出かけたことを今でもよく覚えている。『OLD BOY』はとても面白かったのだが、その後に見た韓国映画は『親切なクムジャさん』と『グエムル -漢江の怪物-』の二本だけだった。この二本もテレビで放送されていたから録画して見たというだけで、長い間、韓国映画は私の頭の隅に追いやられていた。


最近になって、改めて韓国映画を集中的に鑑賞してみようと思ったのはやはり『パラサイト 半地下の家族』の大ヒットである。久しぶりに映画館でこの作品を見て、シンプルに「韓国ノワールってやっぱり面白いな」と思った。それからYoutubeで韓国映画の予告動画を何本かチェックし、気になる作品を手帳にメモしておいた。しかし私はすぐに行動には移さず、またしばらく時間が空いた。


そして現在、十年近く使っていたBDレコーダーを買い替えたことをきっかけに、韓国ノワールの映画をレンタルして鑑賞している。今まで借りた映画は『息もできない』、『悪魔を見た』、『お嬢さん』、『ミッドナイト・ランナー』の四本だ。具体的な感想は省くけれど、私的には全部面白かった。暴力的、性的な表現に容赦のない感じがヒリヒリする。ただ激しいだけではなく、感情がとても鮮烈で心臓を抉られる思いがした。


『ミッドナイト・ランナー』はコメディ要素もあるので韓国ノワールに分類されるのかよくわからないが、作中で起こる事件はかなりシビアだ。そう言えば、日本でドラマ化されてましたね。まぁ、私は見てないですけど。念のために弁解しておくと日本版を批判しているのではなく、単純に私がドラマを見なくなったというだけのことだ。数年前から、本当に『相棒』シリーズくらいしか見ていない。昔は好きなドラマもたくさんあったんですけどね。


話が少し脱線してしまったが、もうしばらくは映画鑑賞に浸る日々が続きそうだ。次は『殺人の追憶』あたりを借りてみようかと思っている。あ、その前にこの間借りてきた『旅猿』を見ないとな。私、『旅猿』がめちゃくちゃ好きなんですよね。特に海外へ行くシリーズが。韓国ノワールとは真逆の世界も思う存分楽しもうと思います。

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