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食べ過ぎ注意

  • 執筆者の写真: 雨
  • 2019年12月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年10月18日



今年も残すところ2週間となった。12月に入ってから、一次創作は2作、二次創作は1作サイトに投稿した。一次も二次もそれなりの文章量だったので、今、燃え尽き症候群のような状態になっている。今年いっぱいはもう小説を書かなくてもいいかなという感じだ。師走だし、執筆の時間を部屋の掃除に充てた方が賢明である。


話は変わって、少し前から二次創作で性描写を書くのが億劫になってきた。元々R-18小説は苦手分野で、自分の文体と内容のギャップみたいなものに頭を悩ませていた。まぁ、BLはファンタジーだし、曖昧な描写で「何となくエロい」ぐらいを目指して書いていたのだが、最近は自分の書くものに食傷気味である。


元も子もない言い方をしてしまえば、性描写はある意味作業である。性行為の内容についてあまり言及したくはないのだけれど、過程と言うか、相手が違ってもやること自体はほとんど変わらない(特殊性癖はまた別)。そこに二人の関係性や心理描写を組み込み、シチュエーションなどを変えることで何となく変化をつけているだけである。


台詞を工夫するという手もあるが、個人的には「してる時にそんな喋るか?」という疑念が頭に浮かんでしまう(言葉責めはまた別)。私は別に、ポルノや官能小説が書きたいわけではない。CPがメインの二次創作という文化の中で「たぶん書いた方がいいんだろうな……」という程度の気持ちから書き始めたに過ぎない。


私の場合、全年齢の小説とR-18の小説で評価数にそれほど違いはない。確かに閲覧数はR-18の方が1.5倍くらいあるが、一般的によく言われる「エロだけしか読まれない」という状態とは少し異なっている。おそらく、全年齢もR-18も読者数は同じで、R-18の小説は後に読み返す人が多いのではないかという気がする。


甘く切なく、最後はきちんとハッピーエンド。読者が私の小説に求めているものは(そんなものがあるとすれば)たぶんこういう感じだと思う。最後に結ばれて終わるというのはハッピーエンドのテンプレで、実際、そういう終わりを用意すると喜ばれる。書いている私自身も、ようやくこれで一段落したなという気分になる。


しかしやはり、同じようなことばかり書いていると飽きるのだ。練習のつもりで性描写をメインとした文章を書いたこともあるけれど、決して量産できるものではない。私にとっての性描写は、ストーリー上どうしても必要というものではなく、あくまでスパイス程度の役割しかない。


そして性描写だけでなく、今後、二次創作でどのような小説を書いていきたいのか、一度じっくりと考えた方がいい段階にきている。これまでと同じようなテイストでいくのか、少し趣を変えてみるのか、それとも綺麗さっぱり書くことを止めるのか。私に書かなければいけないという義務はない。年の瀬、つらつらとそんなことを思う。

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