馴れ合いはNO THANKS
- 雨
- 2019年3月18日
- 読了時間: 3分
更新日:2020年10月18日

ここ何回か、二次創作の話ばかりが続いてしまったので今日は一次創作の話を少し。一次創作に復帰してから早2ヶ月、過去作品を手直ししたものも含め割と順調に小説を投稿できている。閲覧数の増加は相変わらず微々たるものだが、私をフォローしてくれる人もちらほら出始めた。あ、この話も通常通りpixivの設定で書き進めていきます。
二次創作に比べ一次創作は圧倒的に反応が少ないので、私はどんな人がフォローしてくれたのか興味本位で確認しているのだが、そのフォロワーの中に一人、怪しい人物がいた。プロフィール欄に文芸サークルをやっていると書かれていて、かなりの人数をフォローしている。この時点で「何かヤバそうな人にフォローされた……」と私は直感した。
そして、文芸サークルの案内に飛ぶURLに並んだ英字を見て、はっと思い出した。私がブログで小説を書いていた頃、とある文芸サークルから勧誘のコメントが来たことがあった。「つねさん」なる人物が主催する「月刊ハッピーネットワーク」。創作サイトをやっている方なら私と同じ経験をした方がおられるかもしれない。
「ハッピーネットワーク」でググれば情報はいくらでも出てくるので詳しい説明は割愛するとして、要するにこれは、個人情報を手に入れる目的で書き手をサークルに勧誘し、一度入会したら簡単には退会させず雑誌の購読料や掲載費を払わせ続けるという悪徳業者だ。ブログをやっていた当時、ネットの悪い評判を見て「何これ、怖っ」と嫌な思いをした記憶が今でも残っている。
直接勧誘をされたわけではないが、私は速攻でそのアカウントをブロックした。せっかくフォロワーが増えたと思ったのにとんだぬか喜びである。投稿サイトで再び悪徳業者に遭遇してしまったという怒りも相まって、思わず(久しぶりに)口から「FU〇K」という単語が出てしまった。私は会話に不必要な英語を多用するタイプではないけれど、汚い言葉は母国語以外の言語で言った方が罪悪感が少ないのでそうしている。
そんな話はどうでもいいとして、平成も終わりに近づいたこの時代にまだそんなことをやっているのかと呆れてしまった。その反面、SNSの普及によって狂気に似た承認欲求を持つ人が増え、そういう人にとってはこの文芸サークルが魅力的に映るのかもしれないとも思う。こういう輩が今も存在しているのは「作品にファンレターが届きます」という悪魔の囁きにふらっと引き寄せられる人がいるからなのだろう。
自然発生的でないファンレターなど果たして嬉しいのだろうかと私は思う。「プロに小説を批評してもらえる」とかならまだ理解できるが、お金を払ってまで小説の感想をもらいたいというのは、ちょっとどうなんだろうという気がする。中には「多くの人に読んでもらうきっかけになればいい」という考え方の人もいるのかもしれないけれど……。
とにかく、創作における「馴れ合い」みたいなことが嫌いな私にとっては不快な出来事だった。小説の感想がもらえたらもちろん嬉しいし、褒められたいという欲求は私にもある。しかし、義理や仕事の一環でそんなものをもらっても素直に喜べない。さて、最後の段落を書くにあたり、下品な言葉を使って申し訳ないと先に謝っておきます。身近な人や私自身が被害を受けたわけではないし、そんなにキレることではないのだけど、頭に浮かんでしまったので。
私みたいな考え方の人は別として、書き手の繊細で柔らかい部分に付け込んで、詐欺まがいなことをしようとするその発想が気に入らねーんだよ。おととい来やがれ、son of a bit〇h.
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